仮想通貨Bancor(バンコール)の特徴・将来性・チャート・取引所

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Bancor

今回紹介する仮想通貨は「Bancor(バンコール)」と呼ばれる新興コインです。

2017年と最近発行されたばかりの仮想通貨ですが、ICOセールの際には約3時間の間に167億円もの出資を集める人気ぶりを見せました。そして早くも仮想通貨の時価総額ランクで100位以内に入るなど、その勢いはとどまるところを知りません。

では、Bancorとは一体どのような仮想通貨なのか? ここからはBancorの特徴や仕組み、通貨を購入できる取引所など詳しい情報を紹介していきます。

仮想通貨Bancorとは?

仮想通貨名 Bancor(バンコール)
通貨記号 BNT
発行数上限 79,384,422 BNT
コンセンサスアルゴリズム Raft(分散合意アルゴリズム)
公開年月日 2017年2月
通貨発行者 Bprotocol Foundation
公式サイト https://bancor.network/

第二次大戦中の構想が基になってできた仮想通貨

Bancorは2017年2月と、比較的最近になって発行された仮想通貨です。しかし、その構想のもととなったのは第二次世界大戦中の1944年にまで遡ります。

当時ブレトンウッズ会議に参加していたケインズとシューマッハが、世界経済を安定させる超国家的通貨という構想を打ち立てました。

結局、その構想が実現することはありませんでしたが、その制度をもとにBancorとして現代に蘇ったのです。

時価総額は?

2018年6月29日時点のBancor価格は1BNT=301円となっています。通貨総発行量は約5,000万枚なので、時価総額は約150億円です。

2017年2月の一般公開から約1年半ほどで通貨発行上限の約60%分を消化しています。

Bancorの特徴をチェック

Bancorの特徴について詳しく解説していきましょう。Bancorは仮想通貨の流動性に焦点を当て、通貨取引におけるリスク緩和の仕組みで大きな注目を浴びています。

バンコールプロトコル

仮想通貨では流動性リスクが懸念されており、市場の健全性を阻害する要因とされています。

買い手と売り手の希望価格が一致しないことによって引き起こる流動性リスクは、マイナーな銘柄を保有する投資家ほど頭を悩ませる問題です。

Bancorは取引の停滞を緩和するために、取引希望価格の決定要素をオートメーション、つまり機械による自動調整で行おうとしました。これを「バンコールプロトコル」と言います。

これまでの仮想通貨取引は売り手と買い手の合意に基づいて行われていましたが、バンコールプロトコルを活用することで市場の硬直化を防ぐことが可能です。

リザーブトークン

バンコールプロトコルの仕組みを支える屋台骨となるのが「リザーブトークン」です。

リザーブトークンを簡単に説明すると「異なる仮想通貨の準備金」となります。新しくトークンや仮想通貨が誕生する際、あらかじめリザーブトークンを用意しておきます。

そのトークンが一般公開されて仮に買い手が見つからないという状態に陥ったとき、リザーブトークンという準備金で交換を肩代わりする仕組みです。

つまり、リザーブトークンとは新しいトークンや仮想通貨の価値を保証してくれます。新規トークンとリザーブトークンは兌換性があり、いつでも両者を交換することが可能です。

すると、売り手が買い手を大幅に上回っている状態にあったとしても取引が成立しやすくなります。

バンコールプロトコルの計算式

バンコールプロトコルが成り立つ計算式は以下のような複雑な構造をしています。

  • トークン価格=リザーブトークン残高÷総発行量×CRR(固定準備率)
  • CRR(固定準備率)=リザーブトークン残高÷時価総額

簡単にいえば、該当する新規トークンの価格と供給量、そして準備金の割合から適正価格を算出しているのです。

Bancorのチャートと価格推移に注目


Bancor通貨(BNT)の過去のチャートやその価格推移を解説していきます。

2017年の価格推移

BancorはICOセールにて、わずか3時間で167億円もの資金を集めました。一般公開後は比較的価格は安定し、1BNT=200~300円台で推移しています。

2017年は仮想通貨に対する認知度がそれほど高くありません。ビットコインやイーサリアム、リップルなど主要通貨を除けば、マイナーコインや新興通貨に目を向ける人が少なかったのです。

Bancorの価格がそれほど伸びなかったのも、市場参加者が少なかったことと無縁ではないでしょう。

2018年以降の価格推移

2017年後半から2018年にかけてBancorの価格は一気に高まります。2017年12月ごろより1BNT=400円を突破し、2018年1月には最高値約1,100円にまで急騰しました。発行当初に比べると3倍以上もの成長を記録したことになります。

2017年末といえば仮想通貨市場に参加者が増え、ビットコインとアルトコイン全般で総じて価格急騰を見せた時期です。

また、世界最大手取引所であるBinance(バイナンス)に上場したことも通貨価値上昇につながりました。

Bancorの将来性を見てみよう

仮想通貨市場は今でも様々な銘柄が誕生しています。2016年のICO市場規模は約260億円だったのに対し、2017年には約3,200億円と10倍以上に拡大していることからも、今後も新しいトークンがどんどん生まれてくる可能性が高いです。

Bancorは、そうした新興トークンの取引を活性化する仕組みで、仮想通貨市場が拡大すると共にBancorに対する注目度も高まります。

しかし、BinanceやBittrexを始め、世界の仮想通貨取引所は積極的に新興トークンを上場している事情もあります。

新興通貨であっても将来性の高い銘柄は取引量も多く、自然な淘汰と期待が入り混じって健全な市場価値を付けているのかもしれません。

そういった意味では、複雑な計算式でトークン価値を算出するバンコールプロトコルは本当に必要なのか難しいところです。

Bancorの公式サイトでは既にシステムが稼働しているため、今後どのような経過をたどるのか目が離せません。

Bancorを購入できるおすすめの取引所

Bancor通貨(BNT)を買うには海外取引所を利用する必要があります。2018年6月時点では、国内取引所でBancorは扱っていません。

ここでは世界的取引所へと成長したBinance、上場銘柄数の豊富なBittrexの2つを紹介していきます。

Binance(バイナンス)

Binanceは仮想通貨取引量で世界トップクラスの取引所です。上場する銘柄は投資家の投票によって決定され、Bancorも投票で見事勝ち抜いたことで上場が決定しました。

アルトコインの取引手数料は最安値クラスで0.1%、独自通貨であるバイナンスコイン(BNB)を利用するとさらに手数料が半額になります。

Binanceの公式サイトはこちらから

Bittrex(ビットレックス)

Bittrexは2017年12月まで世界最大規模の取引量を誇り、現在でも投資家からの信頼性やユーザー数の多い大手取引所です。

仮想通貨の種類は200を超え、Bancor以外にも様々な銘柄を扱っています。

Bittrexの公式サイトはこちらから

Bancorのまとめ

今回は、一般公開から1年で大きな注目を浴びるようになった新興通貨「Bancor(バンコール)」を紹介しました。

バンコールプロトコルという仕組みによって通貨流動性を高め、これから続々と誕生してくる新興トークンに大いに役立つことが予想できます。

ICOセール時から大きな注目を集めていましたが、BinanceやBittrexに上場したことで、当初から3倍以上もの値上がりを記録しました。

ただし、Bancorの仕組みは複雑で、他のICO銘柄に比べてインパクトに欠けるというデメリットもあります。

一般の投資家がBancorに注目するまで長い時間がかかる可能性もあるため、投資をご検討する際は長期的な目線が欠かせないでしょう。

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