今回は「BitZeny(ZNY)」などマイナーコインが豊富に取り扱われているアメリカの仮想通貨取引所「C-CEX」について、その特徴(メリット・デメリット)や登録方法・利用方法について詳しく紹介します。
取引所C-CEXとは?
C-CEXの概要
取引所名 | C-CEX |
運営会社 | – |
所在地 | 不明(アメリカマサチューセッツ州、ボストン?) |
代表 | – |
設立 | – |
公式サイト | https://c-cex.com/ |
C-CEXは海外の仮想通貨取引所で、運営会社や所在地などは不明となっており信頼性において保証はできませんが、登録から取引までが非常に簡単であり、マイナーコインの種類が多いことが特徴的です。
取り扱い通貨数
C-CEXで取り扱われている通貨の数は現在100種類程度あります。中でも草コインと呼ばれるマイナーコインが多く、仮想通貨マニアにとっては充実のラインナップとなっています。
BTC
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手数料
C-CEXの取引手数料は0.2%となっています。アルトコインの取引であれば国内取引所で言う所のコインチェックなどアルトコイン販売所と比べても取引手数料が割安になります。
送金手数料に関してはその通貨によって変わりますが、例えばビットコインであれば1回の送金につき0.002BTCかかるというように、送金をする通貨によっては送金手数料が高くつきます。詳細はサイトからご確認ください。
信用取引
C-CEXは信用取引には対応していません。
スマホアプリ
C-CEXはスマホアプリに対応していません。またスマホに最適化されていないので、スマホ上からだと使いづらいです。
日本語対応
C-CEXは日本語に対応していないので、初めて海外取引所を利用するような場合は難しいかもしれません。
C-CEXのメリットは?
マイナーコインの種類が多い
C-CEXのメリットは取り扱われているマイナーコイン(いわゆる草コイン)の数が多く、例えば一部の層からは人気である「BitZeny(ZNY)」といった通貨が購入できるといったことが魅力的です。
その他話題の草コインであるオットコインも買える数少ない取引所です。これら通貨を購入したいのであれば、C-CEXを利用すると良いでしょう。
メールアドレスのみで登録可能
C-CEXではメールアドレスさえあれば、本人確認書類を提出しなくても登録することが可能です。海外取引所であればパスポートがなければ登録できなかったりと敷居が高かったりしますが、C-CEXの場合はそういったものも不要なので誰でも簡単に始めることができます。
VOTE(投票)機能により新たな通貨を取り扱ってもらえる
C-CEXでは画面の左側メニューの「VOTE」から、追加してほしい通貨を投票により取り扱ってもらえるようになります。
C-CEXのデメリット・問題は?
取引所C-CEXを利用する際のデメリットとしては、海外取引所であるために日本語対応していない事や、サポートを受けづらいことが挙げられますが、それ以外でもC-CEXの特有のデメリット・問題点としてよく言われているのが以下のようなことに関することです。
- C-CEXから送金した通貨は失われてしまう危険性がある
- 「TRASH」ボタンを押すことで保有通貨は失われてしまう危険性がある
- 一部送金手数料が高い
- メンテナンスの頻度が多い
- サーバーが重く落ちやすい
- 送金時間が遅い
C-CEXから送金した通貨は失われてしまう危険性がある
C-CEXから通貨の送金を行う際は、送金が上手くいかずに送金エラーが起こるパターンがあります。
この送金エラーが起こってしまった場合は、送金を行った証拠ともなるトランザクションIDですら表示されず、結局その送金した通貨は消失してしまったという例も少なからず報告されています。
c-cex から 出金したら全部紛失しました😨売却したZNYをETHに変え、出金申請をし確認のリンク踏んだらエラー。そしたら、俺の残高ゼロwwトランザクションIDも表示されず、どこにもない… 運営に確認中。安易に海外取引所に大金を入れない方がいいですね。 #BitZeny pic.twitter.com/3vnF7yoFtx
— Ryorix (@Ryorix_xrp) December 5, 2017
https://twitter.com/asiapreview/status/921698853757239296
サポートに問い合わせようにも海外取引所なのでやりづらいですし、今のところはこれに対する有効的な対策もないようなので、送金するにしてもなるべく少ない額で行うほうがよさそうです。
「TRASHボタン」を押すことで保有通貨の紛失してしまう
C-CEXの口座の画面や送金画面には×ボタンアイコンが表示されている横に「TRASH」というボタンがあります。この「TRASH」ボタンを押してしまうことで、保有している通貨は全て失ってしまいます。
この「TRASH」ボタンの存在意味については明らかにされおらず、ユーザーの間からも不満の声が上がっていますが、C-CEXを利用する場合はくれぐれもこの「TRASH」ボタンを押さないように心がけておきましょう。
一部送金手数料が高い
例えばビットコインであれば1回の送金につき0.002BTCかかるというように、送金をする通貨によっては送金手数料が高くつきます。
メンテナンスの頻度が多い
C-CEXではメンテナンスの頻度が多く、これによって取引したいときにそれができなかったりといったことも起こり得る分使いにくいです。
サーバーが重く落ちやすい
C-CEXではサーバーが重く落ちやすいので、これもトレードを行う上ではネックになってきます。
送金時間が遅い
C-CEXから送金を行う際は、送金エラーによる紛失はもちろん、送金時間が遅いということもデメリットとして挙げられます。この間は送金を行う通貨の取引ができないので、場合によっては機会損失を被ることも考えられます。
C-CEXの登録方法
サイトにアクセスする。メリットでも述べたとおり、登録はメールアドレス一つで行うことができます。
まずはトップ画面にある「Create account」から登録画面に進んでいきます。
登録画面で登録に必要となる情報を入力していきます。
一番上にメールアドレスを入力し、ログインとパスワードは任意で設定します。
そして同意(agree~)にチェックを入れたあと、その下に表示される英数字を入力してから一番下にある「CREATE ACCONT」をクリックします。
その後メールが送信されるので、その本文中にあるURLをクリックして本登録を済ませれば完了です。
C-CEXの使い方
C-CEXへ通貨を入金する方法
他の取引所やウォレットなど外部からC-CEXへ通貨を送る場合は、まずトップ画面の三本線アイコンをクリックしてから「Blances」を選択します。
画面上部の検索窓から入金したい通貨を検索できます。
入金したい通貨(大体BTCかETH)が決まれば、画面中央部に表示される「Get new adress」より入金アドレスを取得します。
あとは外部から取得した入金アドレスへ通貨を送ると入金完了です。
C-CEXでの売買方法
トップ画面または画面左上にあるチャートアイコンをクリックしてトレード画面に移ります。そして取引したい仮想通貨を選びます。
更に画面下にある売買画面で通貨を取引することができます。
「Amount to buy」に売買したい通貨の量を入力し、「Price per~」の欄に売買したい価格を指定して、青色のボタン(BUYまたはSELL)をクリックします。
C-CEXから外部へ通貨を送金する方法
C-CEXから他の取引所など外部へ送金する場合は、まずトップ画面の左側にあるメニューから「LEDGER」をクリックします。
そして送りたい通貨から「WITHDRAW」をクリックし、そこから「送り先アドレス」「送りたい通貨の数量」を入力して二段階認証コードを記入し、一番下にある「TRANSFER」をクリックします。
その後確認メールが送られるので、送金した場合はメール本文中にある上の方のURLを、キャンセルした場合は下のcancelと書かれた方のURLをクリックします。
アフィリエイトはあるのか?
C-CEXの場合は口座を開設すれば誰でもアフィリエイトに参加することができます。
アフィリエイトリンクの取得方法は、トップページの画面右上にある自分のアカウントIDをクリック後、画面真ん中あたりにある「REFERRAL SYSTEM」というタブをクリックすることで取得できます。
取引所C-CEXまとめ
取引所C-CEXはマイナーの取り扱いが豊富であり、登録がメールアドレス一つでできるというように簡単である一方で、送金時にエラーが発生したり特定のボタンをクリックしてしまうことで、保有する通貨がなくなってしまうリスクがあったり、サーバーが脆いことからトレードしづらい部分があったりします。
ここでしか扱われていないマイナーコインを入手したい場合は有効活用できるかもしれませんが、運が悪ければ通貨を失う危険性も潜んでいるので、利用するにしても購入額をなるべく抑えるようにするなど注意しておきたいところです。