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ビットコインの問題を解説!危ない?不正?ねずみ講?ハッキング?

Risk

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ビットコインを含めた仮想通貨はまだ生まれてから日が浅く、色々な問題を抱えています。ただ、新しいものだから何となくよくわからずに危ないものなのではないかと思われているかと思います。何がビットコインの問題で、不正やハッキングなどはどのように起きているのかをご紹介します。

ビットコインとは?

お決まりですが、簡単にご紹介します。ビットコインとは仮想通貨の一種でお金のようなものです。硬貨や紙幣のようなものは無いので、基本的にオンラインにデータとして存在しているものです。主に現在は、投資(投機)用に使われており、値上がりを期待して日本円でビットコインを購入し、高くなったら売るという使われ方がされています。

ビットコインは危ないのか?

ビットコインが危ないと言われる背景としては下記のようなことが言われています。これをそれぞれ見ていきたいと思います。

  • 価格の変動が非常に大きい
  • セキュリティに問題があり、ハッキングなどの不正行為でなくなってしまう
  • マネーロンダリングに使われる
  • ネズミ講のような構造になっている
  • テザー問題がある
  • 法整備がなされていない

ビットコインは価格変動が非常に大きい

これは確かです。2017年1月に10万円だったビットコインは12月に最高230万円を記録しました。2018年4月現在は75万円です。値段が1日に10%~20%も上下することがあります。投資する上では値動きに注意した方が良いでしょう。ビットコインのレバレッジ取引、信用取引を行っている取引所もありますが、そういうものは危ないかもしれません。

ハッキングや不正がよく起こる

これも実際に起きています。ただ、誤解してはいけないのはビットコインやその他の仮想通貨そのものが危ないのではなく、それを取引する取引所や保管する方法にセキュリティ上の問題があるということです。ハッカーからするとオンラインですべて完結するリスクが低い方法で、非常に多額のお金を得られるため、標的にされやすい傾向にあります。こうしたリスクがあることは事実なので、取引所ではなく、自分のデバイスのウォレットに仮想通貨を移動し、管理しておくことが重要です。

マウントゴックス事件

マウントゴックスという取引所から2014年3月に115億円相当のビットコインが盗まれたという事件です。ただ、調べた結果、盗まれたというより大部分が内部犯により横領された疑いが強まり、当時の社長(マルク・カルプレス)が逮捕されました。ここからビットコインは怪しい・危険といったイメージが広まったようです。ただ、その後のビットコインの値上がりにより債権額以上の価値が保有するビットコインについているようで、債権者に全額返済が可能な状態にはなっているようです。

コインチェック事件

コインチェックという取引所が2018年1月にハッキングされ、580億円相当のNEMを盗まれたという事件です。こちらも結局、全額返済ということになりましたが、急激に上がったビットコインの価格が下がる一因となりました。

マネーロンダリングに使われる

マネーロンダリングとは犯罪行為で得たお金をまともなお金に洗浄(ロンダリング)してしまうことですが、これもあるかと思います。ビットコインに関わる人の多くには関係ないかと思いますが、つい最近コインチェックで盗まれたNEMに関しても40%以上は既に洗浄されているという話もあります。このことから考えてもマネーロンダリングに使われることは避けられないかと思います。

ネズミ講のような構造

ビットコインとネズミ講は何の関係もありません。ただ、調べてみるとビットコインに関連する投資話や詐欺が多いようで、そこのマイナスイメージからネズミ講と言われているものもありました。他にも、知識のない層の投資判断で値段が上下するもので後に入ってきた人が損をしやすいといった指摘もありましたが、FXや株式も同じように知識がない人は不利になるので、ビットコインだけ特別なことはなさそうです。ちょっと無理な主張ではないかと思います。

テザー問題がある

テザーという仮想通貨

テザーに関しては何とも言えません。テザーとはアメリカのTether社が発行している仮想通貨で、1USDが1USDT(テザー)と同じ価値を持ちます。このような法定通貨と同価値を持つ仮想通貨をペッグ通貨と言います。テザーになぜ需要があるかというと法規制や税金の対策として便利だからです。日本でもそうですが、各国で仮想通貨の規制があり、中国などは中国元で直接仮想通貨を買うのが難しいため、ドルやテザーを経由して仮想通貨を購入するという方法が取られているようです。

テザー社の疑惑

昨年からビットコインの価格が下がるたびに、大量のテザーが発行されており、テザー社が勝手に発行したのではないかという疑惑が持たれました。そして、そのたびに大量のテザーがBitfinexという香港の取引所に送られていたことと、Bitfinexとテザー社の経営陣が同じであることから共謀しているのではないかということが疑われます。さらに恐ろしいのが、テザー社がお金が無いにも関わらず勝手にテザーを発行していたらどうなるでしょうか。現在のテザーの時価総額は$2,287M(=約2,400億円)です。コインチェックの約580億円であれだけ大騒ぎされたので、影響の大きさは計り知れないと思います。楽観論・悲観論ありますが、個人的にはパニックは必至だと思います。

法整備がなされていない

これもその通りです。急速に整備はされつつありますが、やはり全般的な投資家保護や詐欺的なICO、税務など整っていない部分は非常に多いです。他の金融商品であれば、投資家が守られる部分ややってはいけないと規制されていることで仮想通貨では問題にならないものはたくさんあります。今の法定通貨も長い時間をかけて、整備されてきました。仮想通貨も様々な問題を起こしながら整っていくかと思いますが、まだしばらく時間はかかるでしょう。

まとめ

  • ビットコインの価格変動が大きいのは確か
  • ハッキングや不正なども起きている
  • マネーロンダリングに使われることもある
  • ネズミ講とは関係がない
  • テザー問題は不明
  • 法整備に関しての課題は多い

こう見るとネガティブな部分が多いですが、新しいものに課題はつきものです。もしビットコインに興味を持たれたらぜひ正しい知識をつけ、ポジティブな面も調べてみてください。下記にいくつか関連するリンクを張っておきます。

今さら聞けない?ビットコインの話を初心者にもわかりやすく解説

 

【ビットコインのリスク管理】急落で大損・借金をしないために

ビットコインの価格はコントロールできませんが、リスクはある程度コントロールできます。ビットコインは値動きが激しいので、億り人が生まれる一方で、大きな負債を抱えてしまう人も多くいます。今回は、変動の大きいビットコインでのリスクをいかに下げるかを考えます。

なぜ乱高下・暴騰が起こるのか

一般的になぜビットコインの値動きが激しいと言われているかをご説明します。ちなみに、過去の暴騰や急落に関しては、下記の別記事にてご紹介していますので、もしよろしければそちらもご覧ください。

期待の変動が激しいため

ビットコインの価格は裏付けがほとんどないので、期待値によって大きく変動します。この期待値が国やプラットフォームの規制、新技術、メディアへの露出などによって大きく変動するために、価格もそれに応じて上下しやすいという構造があります。

値幅制限がないため

株式の場合にはストップ高、ストップ安などがありますが、ビットコインはそうした取引の値幅制限や時間帯などのルールがないために、際限なく上下してしまうことになります。

個人投資家が多いから

1つ目と重なる部分がありますが、意思決定において感情や期待に左右される部分があり、これがさらに大きな変動の要因となっている指摘も多いです。

ビットコインの値段は上がるのか?過去の高騰と暴落を時系列で分析

なぜ値下がりで大損・借金をしてしまうのか

大損:資産の大部分を投資(投機)してしまうため

分散投資は投資の基本です。よくすべてのたまごを1つのバスケットに入れるな(Don’t put all your eggs to one basket)と言われますが、1つのところに集中してしまうとその投資が失敗したときに取り返しがつかないからです。したがって、ハイリスクだけれどもハイリターンなA社の株式とリスクは少ないものの、リターンが少ないB社の社債を組み合わせるといった投資をします。これをポートフォリオマネジメントと言います。大損した人の話を見ていると、自分の資産の大部分をビットコインに投資してしまっている例がほとんどです

借金:そもそも借金をして取引をしたため

基本的にビットコインの価格がマイナスになることはないので、いくら変動が高くても通常の取引(ビットコインをまず買って、その後に売る)では借金を負うことはありません。ビットコインで借金をした人の中には、どうやら借金をしたうえで投資をする人もいるようです。これはビットコインに限らずですが、あらゆる金融商品にはリスクがあります。借金をして、ビットコインの取引をすることはリスクとリスクをかけ合わせる非常に危険な行動です。絶対に、借金で仮想通貨やトークンへの投資はしないようにしてください

借金:信用取引(FX)に手を出したため

もう1つの理由が、ビットコインFXとも呼ばれるビットコインの信用取引に手を出してしまうからです。信用取引とは、株がない状態で取引所から株を借りて売却し、その後で株を購入して取引所に返すという取引です。厳密にいうと、最初の時点で借金(実際には借株ですが)していることと変わりません。10万円で売った株が5万円で買い戻せれば問題ありませんが、逆のケースでは5万円の損失になります。さらに、見ているとレバレッジをかけた取引(リスクもリターンも数倍になる)をしている人も多く、数分で数万~数十万以上の損失を作ってしまう人もいます。取引所でのロスカット(自動の損切)が間に合わずに、図らずも想定外の借金を負ってしまった人も多くいます。こちらも初心者は絶対にやめましょう

リスクをコントロールするには

投資金額を抑える

現状の仮想通貨のマーケットを見ていますと、変動が非常に大きく、投資としておすすめするのはなかなか難しい部分があります。投機に近い部分が大きいので、多くても自分の資産の5~10%程度に抑えた方が良いと思います。10~20代であれば自分に投資する方がよっぽど効率が良いと思いますし、30代以降であれば、200万を持っている人は20万、1,000万を持っている人は100万程度が良いと思います。全額無くなっても痛くない金額かどうかが重要です。

分散投資をする

仮想通貨で分散させたところでというのはあるのですが、できたら株式など他の金融商品を検討しながらどうしても仮想通貨が良ければ、その中でも複数に分けた方が良いです。個別の仮想通貨やトークンを買っていく方法もありますが、インデックスと呼ばれる商品を購入する方法もあります。これは、仮想通貨の変動に合わせて、価格が上下するように組み合わされたパッケージ(投資信託)です。例えば、ビットコイン:30%、イーサリアム:20%…のような形で組み合わせます。このような商品が出ているようです。

CRYPTO20

ビットコインの時価総額ランキングの1位~20位を組み合わせたものです。1つあたりの銘柄を10%にしていますので、ビットコイン以外の割合が多くなります。

Bitwise

Hold10という上位10の銘柄で作られています。ビットコインの割合が半分程度になっています。

借金もFX(借株)もしない

借りないのが一番です。人生に一発逆転はないです。少し前にバズっていた記事を載せます。

あなたの人生はまだ詰んでいない可能性が高いし、一発逆転とかないですよ、、と。

リスクをコントロールして無理なく投資していきましょう。