NEM(ネム)のカタパルトを徹底解説!内容や時期、何が変わるのか

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カタパルトの将来性

仮想通貨NEM(ネム)の将来性を考える上で注目されるのが、カタパルトというアップデートです。実装が完了すれば、リップルを凌ぐ取引スピードになるなど、大幅な機能改善が予定されています

ネムはコインチェック事件で流出した仮想通貨として、悪い意味で有名になってしまいました。カタパルト実装というニュースによって、ネムに対して再度ポジティブなイメージが広がることが期待されます。

この記事では、ネムに実装予定のカタパルトの内容や、実装されるのはいつになるのかを解説します。

カタパルト(Catapult)の概要

ネムは2015年3月に発行された仮想通貨です。発行総量の90億XEMはリリース当初からすでに発行済で、現在は世界中の仮想通貨取引所に上場し取引されています。

カタパルトとは、一般での普及が進んだネムに対して、機能を追加していく大型アップデートの名称です

カタパルトは既存のネムのコンセプトを引き継いていますが、C++というこれまでとは違うプログラム言語で新しく作り直されています。

カタパルトが実装されることで改善または追加される内容は主に以下のものです。

・取引の処理速度が大幅にアップ
・Aggregated Tranceactions
・Multi-Level Multisignature

それぞれ詳しく見ていきましょう。

取引の処理速度が大幅にアップ

カタパルト実装後のネムは、1秒につき3,000~4,000件の取引ができるようになります。カタパルトのホワイトペーパーによると、企業によるウェブ上のサービスで使われることが想定されたスケーラビリティの設定になっています。

そのため、個人間で送金することを想定したビットコインライトコインなど通貨型の仮想通貨と比較すると、大幅に速い処理能力となります。

参考として、主要な仮想通貨の取引処理能力を表にすると以下のようになります。

仮想通貨の種類 1秒間の取引処理能力
ビットコイン 5~7件
イーサリアム 15件
リップル 2,000件
ネム(カタパルト実装後) 3,000~4,000件

銀行の国際送金サービスとして実際の運用を想定した実験が行わているリップルよりも処理速度が速くなりますので、企業用途にも耐える性能と言えます

イーサリアムもアップデートで毎秒100万件の処理が可能になるという話もありますし、イオス(EOS)のように毎秒数百万件という仮想通貨も登場しているため、カタパルト実装後のネムが最速というわけではありません

しかし、プラットフォーム型仮想通貨として必要な性能を満たしていることは間違いないでしょう。

Aggregated Transactions

Aggregated Transactions(アグリゲーティッドトランザクション)とは、ブロックチェーン上の複数の取引または契約をひとつにまとめて扱う技術です。この技術により、ネムでもイーサリアムのスマートコントラクトと同等のことができるようになります

たとえば、ネムのブロックチェーン上である企業のサービスを顧客がXEMを支払って購入する例を考えた場合、以下の2つの取引が発生します。

・顧客が企業に代金を支払う
・企業が顧客にサービスを提供する

カタパルトでは、これらの取引をひとつのトランザクションとして一括で実行することができます

これにより、サービスを提供したのに料金の回収ができなかったり、料金を支払ったのにサービスを受けられないということが起こらなくなります。取引が一括で行われることから、どちらかに問題が発生した場合は一連の取引がすべて一括でキャンセルされるため、トラブルを防ぐことができます。

このようなことが中央管理者なしで安全に実行できるため、企業にとっては運用コストの削減につながり、インフラを持っていない小規模事業者でも新規事業に参入しやすくなります。

Multi-Level Multisignature

Multi-Level Multisignature(マルチレベルマルチシグ)とは、ネムのブロックチェーン上でスマートコントラクトを実行する条件として、複数階層からなる複数の署名を要求できるようになるというものです。

マルチレベル(複数階層)の仕組みにより、たとえば社内の意思決定にブロックチェーンを使うにあたって複数の部署の署名を必要と設定した場合、その署名を行う各部署内においても、署名を行うことの賛否を部署の構成メンバーの署名によって決定できるようになります。

このことで、企業によるサービスの提供だけでなく、組織が意思決定を行う際の稟議書の作成をブロックチェーン上で行うといったこともできるようになります。

NEM(ネム)へのカタパルト実装時期

ネム-カタパルト

カタパルトの構想については2017年から公式で発表が出ていますが、ネムへの実装完了がいつになるか具体的な日付はまだ発表されていません。しかし、ネムのシステムを使ったmijinでは、カタパルトの実装がすでに完了しており、2018年5月14日に「mijin v.2」としてリリースされています

mijinとは、ネムとテックビューロ株式会社(ザイフ取引所の運営会社)が共同で開発している、プライベートブロックチェーンのことです。プライベートブロックチェーンとは、企業内やグループ内で使うことを想定した製品です。それに対してネムはパブリックブロックチェーンと位置づけられています。

mijinはもともとネムのシステムをもとにして開発されました。その後mijinにおいてカタパルトの開発が進められ、2018年5月にmijin v.2として実装が完了しています。今度はmijin v.2をもとにカタパルトの新機能をネムに実装するという逆方向の導入作業が行われます

mijinのカタパルト実装はすでに完了していますので、ネムに実装されるのも間近と考えられます。早ければ2018年内、遅くとも2019年の前半と予想されます

NEM(ネム)を購入できる取引所

ネムの取引所

カタパルト実装前にネムを購入しておけば、値上がりにより利益を得ることができるかもしれません。ネムを購入できる取引所を国内と海外でそれぞれ1つずつ紹介します。

ザイフ

日本国内でネムを扱う代表的な取引所がザイフです。ザイフの運営会社テックビューロはカタパルト実装が進行中のmijinを開発した会社で、ネム財団とも関係が深いです。コインチェックがサービス停止中のため、日本円でネムの現物が買えるのはザイフのみです

ザイフの公式サイトはこちらから

Poloniex

Poloniexは日本からの利用者も多いアメリカの仮想通貨取引所です。約70種類の仮想通貨を取り扱っています。日本円の入金はできませんので、手持ちのビットコインをPoloniexに入金してネムの取引を行うことになります。Poloniexの公式サイトはこちらから

まとめ

ネムはコインチェック事件の暗いイメージもありますが、カタパルト実装というポジティブなニュースを目前に控えています。カタパルトの実装が完了すると、取引の処理能力はリップルを超えるスピードとなり、安全性と利便性を両立したスマートコントラクト機能が使えるようになります。

カタパルトの実装で、ネムのブロックチェーンを世界中の企業が使うようになる可能性がありますので、高い将来性が期待できます。

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