仮想通貨QASH(キャッシュ)は、日本でICOされた仮想通貨として話題になりました。ICO実施前から大注目の仮想通貨で、多くの人が購入しています。今回は、そんなQASHの詳しい情報についてチェックしていきます。購入を検討中の人などはぜひ、しっかり見ておきましょう!
仮想通貨QASH(キャッシュ)とは?
QASHの概要
仮想通貨名 | QASH(キャッシュ) |
通貨記号 | QASH |
発行数 | 1,000,000,000 QASH |
コンセンサスアルゴリズム | Proof of Work(ETH依存) |
ブロックサイズ | 可変(ETH依存) |
ブロック生成時間 | 約15秒(ETH依存) |
公開年月日 | 2017年11月6日(ICO) |
開発者 | QUOINEX |
公式サイト | https://liquid.plus/ |
時価総額は?
2018年5月11日現在、QASHの時価総額は232,449,700 USD(25,441,168,541 JPY)となっています。また、時価総額ランキングを見てみると81位です。
仮想通貨取引所運営企業がリリースしたトークン
QASHは、日本で仮想通貨取引所を運営しているQUOINEXが開発してリリースしたトークンです。イーサリアムのブロックチェーン上で発行されています。似たようなトークンにはZaifトークンなどがありますが、QASHはそれらのトークン以上に注目されていますので、今後にも期待できそうです。
QASH(キャッシュ)のICOの様子を見てみよう
次に、QASHがICOされた時の様子をチェックしてみましょう。ICOに対する注目の高さは、市場の期待を表していることが多くなっているので要注目です。
ICOの実施期間
QASHのICOは2017年11月6日から2017年11月8日にかけて実施されました。わずか3日間という短期間のICOです。当初は最短で1週間、最長で1ヶ月程度の期間を予定したようですが、短縮されて3日となりました。
ICOの結果
わずか3日間という短期間のICOだったものの、総額12,400,000,000 JPYの資金を集めることに成功しました。あまり人気のないICOだとソフトキャップにすら到達せずに流れてしまうこともあるのでこれは大成功と言えるでしょう。QASHに対する市場の期待の高さが明らかになったと言えます。
QASH(キャッシュ)の特徴
続いてQASHの特徴を見ていきましょう。主に以下のような特徴を持っています。
ERC20トークンの一つ
ERC20とは、イーサリアムのブロックチェーンやスマートコントラクトを利用して新たなトークンを発行しやすくするためのプラットフォームです。これを利用して発行されたトークンをERC20トークンと呼び、QASHもその一つです。
主目的はLIQUIDでの使用
QASHはLIQUIDというプラットフォームで利用されることを目的として開発されたトークンです。まずはじめにLIQUIDとはどんなものなのかについて見ておきましょう。
LIQUID(リキッド)とは?
LIQUIDを簡単に説明すると「世界中の取引所を一つにまとめるための仕組み」のことです。2018年現在、仮想通貨取引所によって流動性が異なり、とある取引所では注文が約定しやすいものの、他の取引所では全然約定しないという問題が起きています。
LIQUIDではそのような流動性の問題を解決するために「ワールドブック」という仕組みを利用して注文内容を1つにまとめることを目指しています。これが実現すればどこの取引所からでも単一の取引板にアクセスでき、平等にトレードできます。
デメリットもある?
LIQUIDは素晴らしい仕組みに見えますがもちろんデメリットもあります。取引所に出された注文を1箇所に集約してしまうのでアービトラージをすることができなくなります。アービトラージとは同じ通貨を安い取引所で購入して高い取引所で売却するというトレード方法です。
このアービトラージをメインで行っている人もいるため、そのような人にとってはあまり歓迎できないかもしれません。QASHの将来性について考えるときにはこうしたデメリットについてもしっかり把握しておきましょう。
QASH(キャッシュ)のチャートと価格推移
次にチェックするのはQASHのこれまでのチャートと価格推移についてです。上記のチャートは、QASH/USDのチャートです。
これをみると、2018年1月ころに一旦価格が上昇し、2月になると下落していることがわかります。この期間はビットコインやイーサリアムなどの主要な仮想通貨も同じような値動きをしました。QASHの価格もこの流れに応じるかのように変動したと考えられるでしょう。
QASH(キャッシュ)を購入できる取引所
QASHは日本国内の取引所で購入できるトークンです。以下の取引所に上場されていますので購入したい人はぜひ、利用してみてください。
QUOINEX
QUOINEXはQASHの開発元企業が運営している仮想通貨取引所です。2018年5月現在、開業してから1度もクラッキングや不正アクセスによる被害を受けたことがありません。セキュリティが強固な取引所として知られていますので安心して取引できるでしょう。なお、QASHの取引高も世界2位となっています。
QUOINEX公式サイト: https://ja.quoinex.com/
Huobi
Huobiは2018年5月現在、QASHの取引高が世界第1位の取引所です。中国にある取引所ですが、100種類近くの仮想通貨を扱っているのでおすすめの取引所の一つです。
Huobi公式サイト: https://www.huobi.pro/
QASH(キャッシュ)のオススメウォレット
QASHはERC20トークンですので対応ウォレットを利用すれば簡単に保管できます。特にオススメなのはMyEtherWalletです。こちらはPCにインストールして使うタイプのウォレットで利便性が高く、なおかつセキュリティ性能も高いのでとてもオススメです。
ダウンロードはこちら: https://www.myetherwallet.com/
QASH(キャッシュ)のロードマップをチェック
最後にQASHの今後の開発ロードマップにも注目してみましょう。2019年第3四半期までのロードマップが公開されていますが、特に気になるのは次のポイントです。
- 2018年第2四半期: LIQUID(リキッド)のスタート
- 2019年第2四半期: QASH独自のブロックチェーンのリリース
- 2019年第3四半期: 銀行免許の取得
QASHは独自ブロックチェーンの構築を目指していますのでこれがうまく行けばQASHを利用したICOなどさまざまな面で注目されるようになるかもしれません。
QASH(キャッシュ)のまとめ
この記事ではQUOINEXが開発している仮想通貨QASHについて詳しい情報を見ていきました。世界中に存在する仮想通貨取引所を一つにまとめることを目標としているなど、実現できるかどうかわからないようなものもありました。
しかし、ロードマップなどをみると将来のビジョンを明確にしており、ある程度の期待はできそうなトークンだと感じたかもしれません。購入を考えている人はメリットやデメリットなどを良く考えて判断することをおすすめします。