仮想通貨Spectrecoin(スペクターコイン/XSPEC)の特徴と将来性

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XSPEC
Spectrecoin(スペクターコイン・XSPEC)は2016年末公開の比較的新しい仮想通貨です。投資家に6,000%(60倍)の利益をもたらしたICOとして注目されています。

ここでは、Spectrecoinにどのような特徴があるのか、将来性や値動き、対応ウォレットなどについて解説します。

仮想通貨Spectrecoinの概要

基本情報

通貨単位 XSPEC
公開日 2016年12月4日
発行総量 20,785,264XSPEC
コンセンサスアルゴリズム PoSV3

どんな仮想通貨か

Spectrecoinは匿名性とプライバシーにフォーカスした仮想通貨です。デスクトップウォレットから簡単な操作で送金するだけで、誰が送金したのかを外部から特定されずに取引できるのがメリットです。

2016年に一般公開され、発行されたXSPECはICOとして売り出され、海外の取引所で売買されています。

PoSV3による取引承認

Spectrecoinの取引承認アルゴリズムはPoSv3が採用されています。PoSの基本原理は、コイン保有量が多いユーザーが報酬を得られる確率が高くなります。V3とはVersion3のことで、取引承認プロセスにおいてエネルギー効率がよいのが特徴です。

計算量による競争が起こりませんので、ビットコインやライトコインのようなPoWによるマイニングと比べてはるかに少ない電力消費でブロックチェーンを維持できます

投資家へのリターンが大きな仮想通貨

Spectrecoinは、Spectrecoin購入した投資家へのリターンが大きな仮想通貨として有名です。

また、2,000万枚発行されるXspecのうち95%がICOによりすでに投資家に渡っているため、価格が安定しやすいというメリットがあります。

Spectrecoinの特徴

モバイルウォレット
Spectrecoinの特徴は、プライバシー、匿名性に特化しているところにあります

Spectrecoinでは、リングシグネチャーとTorプロトコルいう技術によって個人を特定されずに取引を行うことができます。

リングシグネチャーで送金元アドレスの特定を防ぐ

リングシグネチャー(リング署名)とは、複数のユーザーでグループを作り、そのグループによりデジタル署名が行われることで取引の匿名性を確保する技術です。

従来の電子署名は送金者が単独でデジタル署名していたため、送金元のアドレスから誰からの送金か特定が可能でしたリング署名では複数のユーザーが参加し生成される一時的なワンタイムアドレスが送金元アドレスとなりますので、グループを構成する誰から送金があったのか特定することがてきなくなります

TorプロトコルでIPアドレスを非公開に

Torプロトコル(The Onion Router)とは、接続しているユーザーのIPアドレスを非公開にする技術です。

従来の仮想通貨では、ウォレットに接続しているPCのIPアドレスから送金者が特定される可能性がありました
一方、Spectrecoinの送金にはデスクトップウォレットを使用しますが、Torの技術によりIPアドレスが特定できなくなります。どのPCからウォレットに接続して送金しているのか外部からはわからないため、送金の匿名性が確保されます。

さらに、Spectrecoin独自の特徴として、OBFS4 Bridgeという技術により、Torプロトコルを禁止している国(中国など)でも匿名送金が可能というメリットがあります。

なお、Spectrecoinを匿名で送金するためにTorブラウザをセットアップする必要はなく、PCに導入する必要があるのはSpectrecoinの公式ウォレットだけです。

Spectrecoinのチャートをチェック

出典:CoinMarketCap

Spectrecoinのチャートを確認すると、大きな値上がりが3つあります。

リリース当初は1XSPEC=0.02ドルでしたが、2017年の6月と8月に大幅な値上がりをし、0.4~0.7ドル程度になりました。

2017年末から仮想通貨全体の価格が大幅に上昇し、XSPECも同様に急上昇しています。過去最高は2018年1月8日の5.51ドルです。

その後仮想通貨全体の価格下落とともにSpectrecoinも徐々に下がっていき、2017年末の上昇前の価格まで戻っています。

2018年4月の時点では1XSPEC=0.4ドル程度で落ち着いています。

Spectrecoinの将来性

spectrecoin
Spectrecoinでは、2018年後半に行われるアップデート2.0ステルスアドレスがデフォルトになり、より匿名性が高まる予定です。

また、スマホでSpectrecoinの送金や受け取りができるAndroid向けのモバイルウォレットの公開が準備中です。スマホで気軽に仮想通貨のやり取りができ、プライバシーと匿名性が確保されますので、気軽な送金手段として普及する可能性があります。

匿名性の高い仮想通貨としては、SpectrecoinのほかにMoneroDashZcashがあります。

それらとの違いとして、SpectrecoinはAndroid向け公式ウォレットによるモバイルでの送金に力を入れています。公式サイトには、アプリのリリースにより、さらにエネルギー効率のよい送金システムができあがるとの案内があります。

また、匿名性の高い仮想通貨はマネーロンダリングに使われる懸念があります。Spectrecoinにも同様の見方もあり、今後開発元がどのような対策を考えるのか注目されます。

Spectrecoinが買える取引所

Spectrecoinは残念ながら日本の取引所では購入することができません。Spectrecoinを取り扱っている取引所はCryptopiaとLivecoinの2つです。

いずれも海外の取引所のため日本円でSpectrecoinを買うことはできません。流れとしては、国内の取引所でビットコイン購入し、そのビットコインを上記いずれかの取引所に送金してから作ったアプリを購入するという流れとなります。

Cryptopia

Cryptopiaはニュージーランドの仮想通貨取引所です。マイナーな草コインをたくさん扱っているのが特徴です。Spectrecoinの取引の90%程度はCryptopiaで行われています

Cryptopiaはこちら

Livecoin

Livecoinはロシアの仮想通貨取引所です。Spectrecoinも含めて約300種類もの仮想通貨を取り扱っています。色々なアルトコインを取引したい人におすすめです。

Livecoinはこちら

Spectrecoinを保管できるウォレット

ウォレットSpectre Desktop Wallet

Spectrecoin向けのウォレットは、Spectrecoin公式ウェブサイトからPC向けのデスクトップウォレット「Spectre Desktop Wallet」がダウンロードできます。公式ウォレットはWindows、Mac両方に対応しています。

Spectrecoinを取引所で購入した後は、公式ウォレットをインストールして、自分のウォレットに保管しておくことが大切です。取引所のアカウント内にあるSpectrecoinを送金した場合、本来の匿名性のメリットが最大限に得られないからです。

一度Spectre Desktop Walletに移してから送金することで、プライバシーと匿名性を保つことができるようになります。

公式ウォレットのダウンロードはこちら

ハードウェアウォレットも対応予定

Spectrecoinの公式サイトによると、現在ハードウェアウォレットのTrezorLedger Nano Sに対応準備中とされています。

Spectrecoinのまとめ

Spectrecoinは、プライバシー匿名性にフォーカスした仮想通貨です。取引の匿名性はTorとリングシグネチャーという技術で確保されています。

今後はAndroid向けのモバイルウォレットがリリースされる予定で、より気軽に送金ができるようになる予定です。

匿名性の高い仮想通貨は悪用されやすいという懸念もありますが、そのあたりの対策ができれば魅力的なコインとなるでしょう。

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