仮想通貨取引所Zaifを運営している会社、テックビューロ(Tech Bureau)は「Zaifトークン」という仮想通貨(トークン)を開発しています。今回は、Zaifトークンとは一体どのようなトークンなのか、買い方や使い方はどうなっているのかなどを見ていきます。
仮想通貨Zaif(ザイフ)トークン(ZAIF)とは?
Zaifトークン(ZAIF)の概要
仮想通貨名 | Zaifトークン(ザイフトークン) |
通貨記号 | ZAIF |
発行数 | 8,999,999,999 ZAIF |
コンセンサスアルゴリズム | Proof of Burn |
ブロックサイズ | 1MB |
ブロック生成時間 | 約10分 |
公開年月日 | 2017年10月20日 |
開発者 | Tech Bureau, Corp. |
公式サイト | https://zaif.jp/ |
CounterPartyを利用して開発されたトークン
Zaifトークンはビットコインのブロックチェーン上に構築されたCounterPartyと呼ばれる、新規トークン発行用プラットフォームを利用して発行されました。新規トークン発行にはイーサリアムのブロックチェーンが用いられることが多くなっていますが、CounterPartyには開発が簡単というメリットがあります。
CounterPartyを利用しているため、ブロックサイズやブロック生成時間などの基本的な性能はビットコインに依存しています。メリットやデメリットもビットコインと共通の部分が多くなっています。
Zaifトークン(ZAIF)の特徴
続いてZaifトークンの特徴について詳しくみていきましょう。2018年5月現在、Zaifトークンは以下のような特徴を持つトークンになっています。
特に使いみちはない
Zaifトークンは「使い道のないトークン」といえます。何かの支払いに使うことはできません。過去にはCOMSAと提携したイベントが開催されていたこともありますが、2018年5月現在では特に何もなく、使い道はありません。こちらは今後どうなっているのかに要注目です。
中央集権的なトークン
Zaifトークンはテックビューロが発行したトークンであり、発行元が約2,250,000,000 ZAIFを保有しています。これは、一定の範囲でテックビューロが市場をコントロールできてしまうというデメリットを持っています。仮想通貨は「非中央集権的な通貨」であることをウリにしていますのでこちらは懸念点の一つと感じられるかもしれません。
Zaifトークン(ZAIF)とCOMSA(コムサ)の関連は?
Zaifトークンを発行しているTech Bureauは、COMSAと呼ばれるトークンも発行しています。これを聞くとこの2つのトークンになにかの関連性はあるのだろうか?と思うかもしれません。
一時はZaifトークンとCOMSAの連携のうわさもありましたが、その情報は嘘だったため、2018年5月現在では特に深い関係はなさそうです。ただし、COMSAのトークンセール時にZaifトークンを利用して購入できたりもしたので全く関係ないとはいえないかもしれません。
Zaifトークン(ZAIF)の将来性をチェック
Zaifトークンの将来性も気になる情報のひとつなのではないでしょうか?ここではZaifトークンの今後に影響してきそうな材料を少し見ておきましょう。
NEM(ネム/XEM)への移行を目指した開発が進行中
先ほど紹介してきたように、ZaifトークンはCounterPartyを利用して発行されたトークンです。しかし、今後これをNEMのプラットフォームに移行させることを目標として開発ガ進んでいます。
NEMは今後カタパルトの実装などを控え、将来性に期待されている仮想通貨の一つです。プラットフォームが移行すればさらにZaifトークンへの注文度が上がる可能性があります。
ロックアップを実施!
Tech Bureauは自社が保有しているZaifトークンをロックアップしました。ロックアップを簡単に説明すると「一切のトレードを不可能にすること」です。これによって、ロックアップ分が市場に流通しませんので全体の流通量が減り、価格が上昇しやすくなります。
ロックアップが実施されたのは2,250,000,000 ZAIFで、期間は2018年12月31日までとなっています。また、このロックアップは前述のNEMプラットフォームへの移行に関連しているものと見られています。
Zaifトークンのチャートを見てみよう
ここでこれまでのZaifトークンのチャートをチェックしておきましょう。Zaifトークンのチャートは2018年5月現在、取引所Zaifで確認することができます。(仮想通貨情報サイトには掲載されていません。)
急騰と急落に注目!
チャートを見てみると2017年12月頃に一度急騰し、その後急落しています。これは、ZaifトークンとCOMSAが連携するのではないかといううわさが流れて急騰したためです。しばらくして開発元が連携の予定がないと発表したことにより急落しました。
Zaifトークン(ZAIF)を購入できる取引所
2018年5月14日時点でZaifトークンを購入できる取引所はZaifのみです。Zaifは手数料も安く、国内取引所の中では取り扱っている仮想通貨の種類も多いのでとても使いやすい取引所です。Zaifトークンに限らずさまざまな仮想通貨に投資したい人はぜひ、利用してみてください。
Zaifへはこちらから: https://zaif.jp/
Zaifトークンのオススメウォレット
Zaifトークンをウォレットで保管したい場合、CounterParty対応ウォレットを利用できます。その中でも特にオススメなのが次のウォレットです。
IndieSquare Wallet
IndieSquare WalletはCountePartyトークンに対応したモバイルウォレットです。購入したトークンを取引所に置きっぱなしにしておくと万が一クラッキングなどが発生した場合失われてしまうことがあります。長期保有を目的としている場合は特に、ウォレットに移して安全に保管しましょう!
IndieSquare Wallet公式サイト: https://wallet.indiesquare.me/
Zaifトークン(ZAIF)の評判は?
最後にZaifトークンの評判を見ていきましょう。Zaifトークンは使いみちがほとんどないにもかかわらず、価格の上昇に期待している人が多いようです。Twitterや5ch(旧2ch)などをみていてもそのような人が一定数みられます。
もちろん、これらの評判を鵜呑みにするのは非常に危険ですが、市場のZaifトークンに対する見解の一つとして思いに留めておくのはいいかもしれません。全体的にNEMのプラットフォームへの移行に対する期待が高いようです。
これこそmijinでは?
mijin活用でネムも上がり、ZAIFトークンも上がるはずなんだけどなあ。
やはり長期的な視点は必要。 https://t.co/drBrZBGryx— ザイフマンkasuya (@kasuriman) May 11, 2018
Zaifトークン(ZAIF)のまとめ
Zaifトークンはいかがだったでしょうか?Zaifトークンが今後、市場から注目されるかどうかは決済などに活かせるかどうかにかかっていそうです。NEMのプラットフォームへの移行がうまく実施され、カタパルトが実装されれば送金速度がかなり早くなることが予想されますので実用性に優れたトークンになるかもしれません。
その一方で、うまく活用手段が見いだせずに失敗に終わる可能性もあります。Zaifトークンへの投資を考えている人はメリット・デメリットをしっかり理解しておくことをオススメします。