【完全版】ジーキャッシュ(zcash)とは?特徴・将来性・価格予想・取引所

zcash

ジーキャッシュは現在仮想通貨の時価総額で25位(CoinMarketCap)にランキングしている通貨です。ここではジーキャッシュの特徴や将来性などを見ていきます。

ジーキャッシュ(Zcash)とは

ジーキャッシュはビットコインのプライバシーを高める目的で開発プロジェクトがつくられました。そのため、ビットコインの持つ非中央集権的な考えを踏襲し、現在も開発が進められています。なおジーキャッシュの通貨単位はZECです。

ZCASHの概要・特徴

ZCASHの最大の特徴は匿名性がきわめて高いこと

ジーキャッシュは匿名性がきわめて高い仮想通貨です。その信頼性の高さは、JPモルガンのブロックチェーン「Quorum」にジーキャッシュの技術が使われていることが証明しています。ジーキャッシュの匿名性については「ZCASHのメリット・可能性」で後述します。

ASIC耐性のあるアルゴリズム

ジーキャッシュはEquihashと呼ばれるハッシュアルゴリズムを採用しています。このアルゴリズムはASICというマイニング専用ハードウェアに耐性があり、一般的なPCでGPUを用いたマイニングが可能です。

ZCASHのブロック生成間隔とブロックサイズ

ジーキャッシュのブロック生成間隔は約2.5分(150秒)で、ビットコインの4分の1です。アルトコインの中で決済スピードは特に早くはありませんが、平均的な早さと言えます。またジーキャッシュのブロックサイズは2MBで、ビットコインの倍に設計しています。

ビットコインと同様の発行量

総発行量は2100万ZECで、半減期は4年ごとに設定しており、ビットコインを踏襲していると考えられます。

マイニングの方法

ジーキャッシュのコンセンサス・アルゴリズムはPoW(プルーフ・オブ・ワーク)です。したがって、ジーキャッシュはマイニング(mining:採掘)といわれる方法で取引承認を行います。

ZCASHが推奨するマイニング方式

マイニングには大きく3つの方式があります。その3つとはCPUマイニングとGPUマイニング、そして2013年ごろからビットコインで使っているASICマイニングです(CPU→ GPU→ ASICの順で初期投資額が高くなります)。ジーキャッシュが推奨するマイニングは、グラフィックボードを使うGPUマイニングです。

いつまでも同じマイニング方式が続くとは限らない

ただジーキャッシュがいつまでもGPUマイニングの立場を取るかは分かりません。先日もBitmainがモネロやイーサリアムのアルゴリズムに対応したASIC機器を開発し、モネロはこれを採用してハードフォークを起こしたばかりです。特に2018年はASIC開発環境にも動きが出ることが予想されます。

ZCASHのメリット・可能性

匿名性の高さ

ジーキャッシュの匿名性やプライバシー保護の技術は、通貨の資質として一定の評価があると認められています。ここで簡単にジーキャッシュの匿名性技術「zk-SNARKs」について触れておきます。

zk-SNARKsとは

ジーキャッシュのzk-SNARKsとは、「ゼロ知識証明」という数学上の暗号技術を根底に、ジーキャッシュが独自に開発した匿名性の仕組みです。この「ゼロ知識証明」を仮想通貨に置き換えると、トランザクションに関する情報を一切明かさず、その正当性を証明することです。

具体的にzk-SNARKsとは、「t」で始まるtransparentアドレスと「z」で始まるshieldedアドレスがあり、transparentアドレスは他の通貨のアドレスと同様に残高などが公開されますが、Shieldedアドレスではアドレスや残高が公開されません。さらにzk-SNARKsでは、transparentアドレスかShieldedアドレスかの組み合わせは自由に設定でき、全部で4つの組み合わせからアドレスの組み合わせを自由に選べます。

イーサリアムもジーキャッシュのzk-SNARKsを、今回のアップデート(Casper)で取り入れたようです。以前よりビットコインも匿名性を高める技術を独自に開発するとされています。

価格変動が少ない

2017年度はジーキャッシュもほかのアルトコインにつられてバブル的な高騰をしましたが、匿名性を支持する一定のユーザー層の下支えがあるため、ほかの通貨より価格変動は緩やかです。

開発陣が層が厚い

モネロにもいえますが、ジーキャッシュは開発陣の層が厚くなっています。開発陣の層が厚いということは、それだけ有能な開発者が多いことにもつながります。ジーキャッシュのアドバイザーに、初期のビットコインの開発を手掛けたGavin Andresen氏、イーサリアムのVitalik Buterin氏、ビットコインジーザスとして知られるRoger Ver氏などが顔を並べているのは、ジーキャッシュの開発技術に関わっていたいとする気持ち表れです。

ZCASHのデメリット・課題

ダークネット・マーケットで評価が高い

匿名性が高いジーキャッシュは、必然的にダークネット・マーケットで評価が高くなります。またマネーロンダリングの手段にも活用されるでしょう。この辺りはデメリットであり、課題の一つです。

スケーラビリティに問題を抱えやすい

コンセンサス・アルゴリズムにPoWを用いているジーキャッシュをはじめとする仮想通貨は、ユーザー数が増加し始めるとコインのアップデート時にスケーラビリティ対策を考えなければなりません。

ただこれについては、ビットコインがどうすればいいかを2017年のSegwitの実装で実証しています。またASIC機器についても、2018年からサムスン電子をはじめとする複数の業者が開発に参入するといわれています。依って、それほど大きな問題にはならないはずです。

過去の相場・チャートと関連ニュース

過去のチャート分析


2016年10月

2016年10月28日に公開され、一時は価格も400ドルを超えましたから、ジーキャッシュのプレセールはまずまずの成功をおさめています。

2017年5月

その後3000円台から5000円台の間を推移するジーキャッシュですが、2017年5月にJPモルガンとの提携がささやかれると、その月から上昇軌道に乗りはじめます。

2017年秋以降

ジーキャッシュは中国の大手マイニングプールのViaBTCが取引をスタートします。また韓国の大手取引所のBithumbが、ジーキャッシュを上場させたことで価格はさらに高騰しました。

2017年の年末年始

2018年の1月8日には870ドルと公開以来の最高値を更新、それ以降は2017年からのバブル高値が落ち着き、現状は210万ドル前後を推移している状況です。

MONEROの将来性は?

2017年に日本では多くの方が仮想通貨に投資したため、バブル的な価格上昇を体験できたわけですが、バブル的な価格上昇のあとは価格を戻そうとする動きが出て当然です。ただ、ジーキャッシュやモネロといった匿名性通貨は、日本では海外ほど国の評価もユーザーの人気も低いため、順位自体は大きく変わることはないでしょう(国内の交換所では、もはや取引もできなくなりました)。一方、海外でジーキャッシュは通貨として使える上に、公開以来一度もダウンしていません。きちんと安定して機能するジーキャッシュの順位は最終的に微上昇するのではとみています。

購入方法とおすすめ取引所

アルトコインの購入なら世界No.1のBINANCE

2番手は韓国のBITHUMB

BithumbはBINANCEができる前の2017年に、ジーキャッシュの取扱高が世界一といわれた韓国が誇る大手取引所です。日本語に翻訳されていないため、日本の金融庁からも指摘を受けていません。(ただ海外の取引所を使う場合、BTCやETHを事前に準備する必要があります)

ウォレット

ハードウェアウォレットは未対応のようです。

公式のZcashクライアントウォレットはこちらから

なお、公式のZcashクライアントウォレットはOSはLinuxとなります。

Zcash – Download

サードパーティウォレットはこちらで検索できます

Zcash Wallets – Zcash Community

まとめ

いかがでしょうか。匿名性に特徴があり、比較的価格の安定している通貨です。

  • ジーキャッシュは匿名性に優れており、その技術は各方面で用いられている
  • ジーキャッシュは開発陣の層が厚い
  • ボラタリティがほかの仮想通貨に比べて緩やか
  • ダークネット・マーケットやマネーロンダリングの手段に使われる可能性が高い